気ままな小窓でsimutrans

simutransが主ですが、二次創作小説(マンガ家さんとアシスタントさんと)もあります。創作活動の活力源は、何気ない皆様の言葉そのものです。だから、コメント残してくれると嬉しいなって。

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冬の雪解け<プロローグ&第一章>

 ちょっと思いついたネタ…だけではないんですが、マンアシの第一部がゴールされてから、その愛が廃れてしまわないためにも、ちょくちょく二次創作というひねくれた形ですが、こっそり応援させていただきたいと思っています。

※「マンガ家さんとアシスタントさんと」が目当てでない方へ


 カテゴリ欄や、ページ上部のメニューから、目的の記事へ向かって下さい。これは2012年末まで「ヤングガンガン」及び「月刊少年ガンガン」(共にスクエアエニックス刊)にて連載されていた「マンガ家さんとアシスタントさんと」(ヒロユキ)の二次創作による小説になります。


※「マンガ家さんとアシスタントさんと」が目当ての方へ


 コミックス最終話(ヤングガンガン最終掲載話ではない)で、存在のみが示唆されていた、足須佐穂都のアシスタントが、オリジナルキャラクターとして登場する、“後日談”的な話です。もちろん執筆している現段階では、文章表現のみの描写(まか_絵描き.exeを実行します .......絵心.dllが不足しています。実行を中止します。)であるため、挿絵などによる紹介はありません。
(万が一『描いてみたんだけど、挿絵として使っても良いよ』などの天の声がかかった際は、よっぽどの事がない限り掲載させて頂きます。)


 以上の脅迫にも屈しない強いハートと寛容な器量をお持ちの貴方は、続きを読んでみて下さい。








 ドサッと雪の塊が軒下に落ちた。
 こんもりと積もった雪山の標高が、5センチくらい高くなったようだ。朝の陽光の届かない壁の隙間わずか1メートルの世界の、柔らかな最高峰は、あと一ヶ月は成長し続けるだろう。木枯らしに弄ばれる時期を乗り越えたことで、ささやかな開放感を感じる。心残りは、スーパーへの買い物の、行き帰りの小さな楽しみである猫達を、ここ二ヶ月は見ていないことだろうか。今年は久々の大寒波が関東一円に居座り、二三区の西のこの辺りも、最近ずっと銀世界なのである。10年前なら嬉しくて嬉しくて仕方なかったのにと、浮き足立っている自分をごまかす。

 連載開始から三ヶ月、月刊少年ゴンゴンで『アシスタントさんとマンガ家さんと』は、12月号の段階で七位にある。開始当時が8位だったので、順位が上がったのは嬉しいことだ。だが、第2話の時に死ぬ気で原稿し直したにもかかわらず、結局8位のまま。次の第3話は少し気楽に描いていたら7位に。空回りは今に始まったことではないが、やっぱり自分に呆れてしまう。
(プロって大変なんだな…)
新人マンガ家、足須沙穂都は何度目かのため息をついた。

















第一章
~後輩~







 アパートに着いたが自分の部屋の前を過ぎ、隣のドアを開く。
「先生、〆切間に合いそうですか?」
「あ、足須さん!今夜はりんなちゃんがいるし、明日はせなちゃんが来てくれるから大丈夫だよ!」
「足須さん、寒いのにありがとうございます~!食事の準備は私がしますから、出来上がるまで休んでください。」
部屋には、師でありライバルであるマンガ家、愛徒勇気の他、そのアシスタントの風羽りんなもいた。ちなみに愛徒の現在の人気順位は10位である。
「私も手伝いますよ。」
「ダメですよ!だってほら~、手だってこんなに冷たくなってますし~。」
「あっ、そしたらお風呂入る?」
「お風呂くらい私の部屋にもあります!どうせ湯上りを見たいとかですよね?」
「そそそそんなことないよ!?」
「足須さん!髪の毛に雪が付いてます。お風呂入ったほうがいいですよ!」
実際、体が冷え切っている今、湯船に浸かって暖まりたいと、本能が告げている。
「では風羽さん、お言葉に甘えて私の部屋の・・・・・お風呂に入ってきます。出たら手伝いに来ますので。」
「湯冷めしないようにゆっくりしてて下さっていいですよ~?」
「大丈夫ですよ。では。」
ガチャ
「ああん、うちで入れば良いのに~。」
「足須さんは、ちゃんと身だしなみを整えてから先生に会いたいんですよ!」
「そっか~!乙女の心っていうやつだね!」
「好きな人には綺麗な姿を見せたいっていうのは、女の子の本能ですから~。」
――――足須は、外気より冷たく、背筋がぞっとするのを感じた。


 シュルルル…
 浴室にはまだ湯気が無く、床はきっと冷たいままだが、風羽さんを待たせる訳にはいかないと、早めに入浴の体勢を整えた。服に付いていた雪は、いつの間にか下着一歩手前まで浸透し、もう少しでひやっとしたあの感覚を味わうところだった。
(これは…地味に入るのかな…)
お気に入りの白地に青のラインが入ったパンツを手に、少し首を傾げる。急にやってくる妹の佐穂乃が、いつの間にか衣服を物色しては誰かに公開してしまうのである。以前、結構頻繁に使っていた物を皆に見せつけられた時は、「妙にエロい」と評価され、愛徒には「普段隠しているエロさの象徴」とまで言われた。
(単に可愛いから選んだだけなのに…)
誰かに見せるとか、そういう意図は無かったが、いつも可愛いものに目が無い故に、あのような下着が多くなってしまう。
「っくしゅん!」
(い…いけない、早く暖まらなきゃ。)
直前までの思考を放置し、少し湿度の上がった浴室に足を踏み入れた。第一歩で、つま先が跳ね上がったのは言うまでもない。


「愛徒ー。原稿進んでる?」
「音砂さん!お疲れ様です~。あ、お夕飯食べていきますか?もうすぐできますよ!」
「え、本当!じゃあ頂いていっちゃおっかな!?」
「みはりちゃん!僕と一緒に食べたいだなんて…」
「んなわけないでしょ!で、進んでんの?原稿。」
「今ちょうど半分かな~。」
「ったく、〆切5日後なんだから、もっと危機感持ってやりなさいよ!」
音砂みはりは、テンプレートのやりとりを終わらせると、部屋を見渡してあることに気がついた。
「あれ?ブラニャーはどうしたの?」
「なんか、クリスマス前の猫の地区集会があるとかで出かけてるよ。帰りは明日の朝だって。」
「猫も忙しいのね~。」
カチャリ
「すみません遅くなりました。あっ、みはりさん!」
「足須さん!あ、足須さんの原稿はどう?終わりそう?」
「えっと…やっと半分終わったところで…」
「そう…まあでもあと5日もあるし、大丈夫よ!頑張って!」
「ありがとうございます!」
「み…みはりちゃん、僕の時と全然対応違うよ~!」
「あったり前でしょが!あんたは全く信用出来ないんだから。」
「みなさ~ん。お夕飯出来ましたよ~!」
その一声に全員が卓袱台に集まる。それまでの言い合いも、一瞬でどうでも良くなる。彼女の料理には、そういう力がある。ましてやカレーに抗える人間など、誰一人存在するはずもない。
 出来合の福神漬を皿にとりながら、足須は切り出す。
「みはりさんあの、すみれさんのことなんですけど…」
「あの子?どうしたの、何かトラブルでもあったの?」
「いえ、そういうんじゃないんです…」
「すみれちゃん…可愛いよね~!すごく真面目だし!」
「ちょっとアンタは黙ってなさい。」
「それでですね…――――」






 茂能(もの)すみれ

 新人としてデビューした足須に、初めて付いたアシスタントである。服装はモノトーンを基調とした落ち着いた取り合わせで、足須以上にシックな出で立ちだ。
 身長は風羽より少しだけ小さい155センチ。10月に初めて来た時、17歳だったのだが、誕生日はまだ足須には教えてもらっていない。いつも真面目で、自分の気持ちに素直。素直すぎて自分の発言に自分で慌てたりすることもしばしばである。アシスタントとしての技量は、足須が愛徒の下でアシスタントを始めた頃とあまり変わらない。足須は昔の自分を見るようで、少しくすぐったい気持ちで見守っているのだが…
「すみれさん、ちょっと最近頑張りすぎな気がするんです。」
「まあ確かにあの子、真面目で素直だけど…」
「私もお会いした時、お茶をお出ししただけで恐縮されちゃって驚いちゃいました。」
「えぇ、年末進行の時なんか10日も連泊してくれて…。でも、ここ数日ちょっと顔がやつれ気味な気がするんです。」
「すみれちゃんって、足須さんの後輩?になるんだっけ?」
「私の通ってた専門学校に来年の春から通うそうです。私はデビューを機に休学しちゃいましたけど。共通の話題があって、すぐに仲良くなれました。」
学校に通っているため、平日のアシスタントは5時過ぎからが多い。
「今日と明日は親戚の結婚式で来れないらしいんですが。…すみれさん、“力を抜く”ってことが出来ないみたいで、皆さんにご相談したいのはそのことなんです。どうしたら力まずに仕事してくれるようになるでしょうか?」
「僕のギャルゲー貸してあげれbモゴッ!」
「却下」
「あっふぉふへふぉふはっへいおひほ~!(らっきょう詰め込むなんて酷いよ~!)」
「大丈夫ですか先生!?」
「ひ…ひいははぁ~」
「い…今、水お持ちしますね!」
「私だったら、息抜きに連れ出してあげるとか、かな。」
「なるほど…」
「けほっけほ…、だ…だったらまた皆でお出かけしようよ!」
「そんなお金どこにあんのよ!」
「ね…年末に大量に出るギャルゲーの為に貯めておいたお金があるんだ!えっと確か…」
「流石です先生!」
「そういう計画性をもっと別の方向に生かせないのかしら。」
「ちょ…ちょっと待ってください!私も先生も原稿まだ終わってませんよ!?頑張っても恐らくあと4日はかかると思いますし…そんな時期に宿なんか…」
「う~ん、そう言われればそうよね…」
「え~!一緒に温泉入れると思ったのにー。」
「あの忌まわしい記憶を掘り起こさないで下さい。」


「あの~」
恐る恐る手を上げたのは、りんなだった。
「駅前の商店街で今、福引やってるじゃないですか~。たしか、その1等賞がスキー温泉旅行だった気がするんですけど…」
「ま…まさかそれを狙うっていうことですか!?」
「ダメ…でしょうか…?」
「良いんじゃないかしら。一回回すのに大してお金もかからないし、ダメ元でやってみるのも!」
「よ~し!じゃあ僕10回は回すね!」
「原稿料前払いしてあげるから、50回は回しなさいよ。」
「確か1回200円だから…1万円!?先生の半月分の食費ですよ!?」
「もし1等当てたら、1万円で宿が抑えられるんだよ!?」
「当たらなかったらどうするんですか!」
「大好きな足須さんとすみれちゃんのためだもん。出費のうちに入らないよ!」
「愛徒もこう言ってるし、私も10回は行けるから。」
「わ…私も音砂さんと同じくらいなら!」
「みはりさん…りんなさん…」
しばらく逡巡するが、やがて
「分かりました。まずは私に回させて下さい。」
「やったー!みんなと温泉!」
「こいつだけは連れて行きたくないわね。」
「そんな~!」
「先生が回した時に当たりが出たら、一緒に行きますから。」
「ホント!?」
「じゃあ追加で50回回してくれるわね?」
「モチロン!!」
「あの…みはりさん…」
「確率は高くしておきたいじゃない。」
「ですが流石に…」
「べ…別にアイツと行きたいって訳じゃないのよ!?」
「い…いえそういう事ではなくて…、ま…まぁ先生が良いのなら構わないんですけど…」
かくして、福引屋台の歴史に残るチャレンジが始まるのであった。



 駅前商店街の福引は、年末商戦で、近所のデパートに対抗するため企画されたものだが、その商品は年々豪華さを増している。
 一昨年の1等賞は商店街の各店で使える商品券5万円分。その時は大いにお客が集まったが、1週間後の年始にデパート側が豪華福袋を用意し、旋風は完全に商店街から離れていった。
 去年は、その反省から、2等以下の質を抑える代わりに1等を1泊2日のペア温泉旅行宿泊券にした。宿は人気の温泉地の海岸沿いにあり、海の幸も山の幸も一級品だと、テレビや雑誌で取り上げられた場所だった。しかし、結局1等が出ることは無く。それどころか4等以上が出ず、盛り上がりは1年前に劣り、デパートの福袋の中身が人気ブランドバッグ2つに格上げされたことで、商店街の閑古鳥は、長い間アーケード街で越冬することになった。
 そこで今年、商店街は決断した。デパートの福袋など忘れさせる程の賞品で、一発逆転、人気を奪い返そうというのだ。
 そう、それこそが『スキー&温泉 1週間お楽しみ旅行券』である。

 場所は新幹線で2時間半、そのあとバスで1時間程度の場所だが、敢えてアクセスの悪いスキー場を選び、ゲレンデを思うまま満喫できることをアピール。管理する役場との交渉により、期間中の利用が自由にしたこともセールスポイントになっている。更に宿は近くの温泉郷であるが、これまた穴場スポットなのである。程よい人気の温泉地が周辺に数カ所あるため、宿泊客が集中しないのだ。ちなみに商店街会長自ら出向き、6泊7日で一人4000円で抑えたのである。これが1回200円の福引の賞品だというのだから、噂は主婦たちの間でたちまち広まり、連日黒山の人だかりが出来ている。1等の掛け声は、まだ木霊していないのだが。

 緊張の面持ちの足須達(但し1名を除く)は、夜7時を周り、賑わいがある程度落ち着いた会場にたどり着いた。
「買い物のレシートと引換じゃなくて良かったわね。」
「私や先生なんて、合わせても月にせいぜい8千円くらいしかこの商店街で使ってませんからね。」
そのかわり、福引は最初に回数分の全額を払う。加えて3等以上が出た時点で挑戦は終了。支払いの際に顔写真を撮影され、1週間に一度しか挑戦できないようになっている。
 そして、福引期間は26日までであり、今日逃せば2回目の挑戦は無いのである。
「では、私から行かせてもらいます…。すみません、10回分お願いします。」
「あいよ!2千円ね!」
毎朝市場で野菜を仕入れる八百屋の親父が、インスタントカメラのシャッターを押し、2枚の千円札を手元の菓子詰めの缶に収めたのを見届けて、足須はガラガラの取っ手を反時計回りに回し始める。
 銀色の受け皿の上をガラガラの小さな穴が一度は通り過ぎ、再び接近した時、視覚情報よりも先に「カラン」という音が、皆の耳朶を打った。銀皿の上に光る色は…
「あぁ~残念、5等賞~!」
たくましい腕が、ティッシュ箱5個セットを、隣にいたりんなに手渡した。
「足須さん!チャンスはまだまだあります!」
りんなが声をかける。
「も…もちろん諦めません!」
今度は1回転で玉が転がり出る。
「う~ん、6等だね~」
色々と選ばれそうな濁りのあるお茶の、500ミリリットルペットボトルが手渡される。
「ま、まだまだ…」
カラン、カララン。
エコバッグとティッシュ5箱が、愛徒の足元に積み重なる。
(いくら先生とはいえ、2万円も散財させるわけには…!)
カララン、カコンッ、カラコン。
カラカラ、コンッ。
今回の福引は、4等以上の数も増やしてあるにも関わらず、5等から7等を9回連続で引き続ける目の前の少女に、八百屋の店主は苦笑いを隠しきれなくなっていた。
「お…お嬢さん、まだあと1回あるからよ!」
(お願い…!)
 カランッ
「こ…これは…」
その玉の色は…


「お嬢さん、おめでとう。」
3つのティッシュセットが重なったタワーの上に、漂白剤の小箱が置かれる。
「10回やって最高が4等なんて…」
「足須さん!この無念は僕が晴らすからね!」
二人の福沢諭吉が、ごつごつした手に載せられる。
「に…兄ちゃん…、お札…間違えてないかい…?」
「百回分、お願いします!」
「アンタ…本気かい!?」
「足須さん…彼女のためならいくらだって!」
「彼女じゃありません!!」
「僕の愛はお金じゃない…」
「兄ちゃん…。よし分かった!最後まで付き合ったる!!恋人へのクリスマスプレゼント、当ててやれよ!」
「だから違いますって!」
「やるぞー!!」




「愛徒…アンタそんなに洗濯したいの…?」
「な…なんでかな…。」
既に愛徒の脇にはうず高く洗剤が積まれている。ここまで尽く4等を引き当てる強運に、店主は開いた口が塞がらない。
(4等って確か40個くらいしか入れてないよな…)
元々2000個程の玉が用意され、4等以下は毎日補充されている。愛徒達が来るまでに8個ほど売れたはずだったが、愛徒は既に20回連続で4等の緑の玉を転がしている。
「愛徒、私達近くの喫茶店で待ってるから、終わったら知らせに来なさい。」
「えぇ!?」
「ずっと待ってるのも辛いのよ。」
「そうですね。遠くから応援してますから。」
「先生!私はずっとお側で応え…へくしっ!」
「り…りんなちゃん!…さ、寂しいけど、3人ともお店で待ってて…僕が必ず1等を引き当てるから!」
「す…スミマセン!!先生!帰ったら精一杯暖かくして差し上げますから!」
「ま…任せてよ!」
どう声をかけたものか。一人残された健気な青年に、店主は同情の眼差しを向けることしか出来なかった。



 お茶と洗剤とティッシュの在庫が一桁に迫り、そろそろ補充に向かおうと店主が考えている頃、出た玉の個数は80個を超えていた。既に二人共満身創痍の様相である。
「よ…よし兄ちゃん、あと17回だ。」
「まだ…まだ終わらない!」

 震えはじめた手で取っ手を握り、愛徒がガラガラと長期戦を戦っている頃、3人の女性陣は、会場から30メートルほど離れた喫茶店でホットミルクを飲んでいた。
「先生…倒れてたりしないでしょうか…」
「風羽さん、心配しなくても愛徒なら大丈夫よ。足須さんのためっていう一言で、千回だって回し続けるはずよ。」
「で…ですけど…」
「わ…私もちょっと心配です…。流石にずっと放っておくのは、少々心苦しいものがあります。」
「そ…そう…?…まぁ、二人がそこまで言うなら…」
伝票に300円ずつ載せ、会計をそこそこに店を出る。会場の屋台は10メートル先の角を曲がった所にある。すっかり人通りの少なくなったアーケードの十字路に差し掛かろうという瞬間であった。

カランカラーン!カランカラーン!

 3人の足が止まる。

「う…うそ…」
「まさか…」
なぜか足音を忍ばせて角を曲がる3人の姿は、何かを恐れているかのようにすら見える。

「ぼ…僕…、僕…」
「兄ちゃん…」

 大の大人の男二人が棒立ちになっている脇に足須が真っ先に駆け寄る。


 30分ぶりに見る銀皿の上にあった物。


 イヴの夜から新年の装いになっている気の早い商店街。聖夜を前にしたアーケードの一角で、黄金色の小さな玉を目にした。
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| 「冬の雪解け」 | 23:32 | comments:0 | trackbacks:5 | TOP↑

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