気ままな小窓でsimutrans

simutransが主ですが、二次創作小説(マンガ家さんとアシスタントさんと)もあります。創作活動の活力源は、何気ない皆様の言葉そのものです。だから、コメント残してくれると嬉しいなって。

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マンアシSS「北の大地へ~後編~」その4

一応最終話です。次回作はもうちょっとコンパクトに纏めようかな。


~独白~





 私がまだ小学校に入る前…つまり、沙穂乃が生まれる前、私は両親と遊ぶのがいつも楽しみで…。といっても4歳までしか覚えてないんですが…。

 前に沙穂乃がアルバムを持ってきてた、小学生の時の私。それで、その、丁度沙穂乃が生まれて言葉を話すようになった頃から、マンガを描き始め

たんです。
 …昨日までできなかったことが、今日にはできるようになっていく自分の妹が…少し羨ましかった…からかもしれません。私も、新しいこと、…好

きなことに、挑戦していこうと思って。


ただ…ちょっと…


 私が中学校、沙穂乃が小学校に上がる頃、うちの両親…私達に手間が掛からなくなってきたからだと思いますが…徐々に二人で外出することが多く

なっていったんです。もちろん悪いことじゃない。無いんですが…その間私は沙穂乃の世話を任されてて…、結局そのまま沙穂乃は、私に対して我侭

に育っちゃって…。周りの皆は、反抗期とか、思春期とか、そういうものの真っ只中だったのに、私は…、反抗する相手はあんまり家にいないし、結

局心引かれるのはマンガだけだったので、『中学生らしいこと』は、あんまり経験してなくて…。


 この旅行に来る前、実はかなり不安だったんです…。先生が一緒という大問題を差し引いての不安ですけど。

 結局、私は高校に入ってもマンガや沙穂乃の世話とかで一杯一杯で…、恋愛とか、部活とか、そういうものからどんどん離れて行って…。それに両

親も頻繁に家を空けることが多くなって…、別にそれを不満に思ってはいなかったんですけど。

 もちろん、家族旅行なんてここ数年は一度も行ってませんし。…なので今、ちょっと途惑ってるんです…。少しいつもの自分じゃないような気分で

…、多分、ハイになってるだけだとは思うんです。いつもアパートと学校と仕事場ばかり詰めてるので。…友達と来てたら、多分もっと楽しかったは

ずです…、でも。よかった…、色んな意味で、先生には遠慮なく話せますから。

 …先生?…起きてませんよね…?(ちょっとアレな事を呟いて)…反応、無し……よし…で、


 えっと…どこまで話したっけ…。

 んんと…、まぁいいか。なんだかどうでも良くなったし。やっぱり変なことしてるな、私…。…最近、流され体質が染み付いてきたような…。少し

自分から動いてみるかな。
 気付かれる前に戻ろ…。



ガチャン…、…カチャン。







「ふぁ…ぁあ~。もぅ朝かあ。」

「うぅにゃ~」

「おはよーブラニャー。」

「ぶにゃ~!」

「そういえば、昨日足須さん、寝れないって言ってたけど、大丈夫かな?ちょっと見てこよ!」

「にゃ!?[こ、こんな朝早くはまずいん…]…。[行っちゃったにゃ…]」


コンコン

「足須さん?良く寝れた?だるい所無い?朝ごはん食べれそう?なんなら僕g」ガチャ「朝から五月蝿いです、静かにしてください!」

「あ…足須さん…!大丈夫!?」

「別に何ともなってませんって!あと、早朝から女の子の部屋に来ないでください。ではまた朝食で」ガチャッ

「ひ…ヒドイ…けど、よかった…。」



「お姉ちゃん、今日は一段と厳しいね。」

「当たり前のことを言っただけよ。」

「…でも、不機嫌じゃないね。」

「へ?べ、別に上機嫌じゃないわよ!」

「いつものお姉ちゃんだったら、ドアだって開けないと思うけど?」

「ちゃんと言わないと分からないの、先生は。」

「ふ~ん。ま、そゆことにしといてあげる。」

「はいはい、早く着替えなさい。」




「♪~足須さんの生パジャマ見ちゃった~!」

「[キモイにゃ…]」





『次は、終点上野に到着致します。The next station is...』


「あ~あ、帰ってきちゃった~。」

「僕、明日から原稿一杯だよ…」

「仕事増えたんですか?」

「さっき、みはりちゃんから電話があって…代原頼まれちゃって…」

「そういえば今回、いつに無く早く原稿進んでましたからね。良いじゃないですか、時間あるんですから。」

「だ、だって…旅行中に撮った写真を観賞する時間が…ほ、ほら!こういう、資料に使えるのを探したりとか!!」

「まぁこの写真は資料用っぽいですけど、他の写真は…」

「べ、べべ別に変なしゃ写真は無いからぁ安心して!!?」

「はぁ、一応聞いておきますけど、それ全部資料用ですよね?」

「も…もももちろろん…!」

「…本当に…?」

「あ…いや、その…、実は……二人の写真も…ちょ…ちょっとだけ…」

「やっぱり。そのカメラ、預かります。」ガシッ

「ちょ…あ、あ足須さんたちの写真、は、半分しか撮ってないから!」

「な…400枚中200枚も…。…しかも撮られた覚えの無い物も…」

「そ…それは…」

「全消去…っと」

「なーーっっ!!!!…ぼ、僕のお宝写真達が…」

「私が撮った写真の方を後で送りますので、資料にはそちらを使ってください。」

「…足須さん…いくらなんでもヒドイよ…」

「盗撮するほうが悪いんです!」

「そ、それは足須さんたちが可愛くて…!」

「理由になってません!」

「だ…だから、その光景を残しておきたくて!」

「ですから…!」

「他の人には見られないようにするし!」

「ああもうっ!撮るくらいなら目に焼き付ければ良いじゃないですか!」

「も、もちろんそれはっ…て、…へ?足須さん?」


「え?」


「…足須さん、今なんて…」


「……っ、…い、いえあの、…記憶だけならすぐに忘れてくれるのではと!」

「ぼ、僕が忘れるわけ無いじゃん!!脳内フォルダに厳重に保管されてるよ!?」

「それはそれでキモイです!」

「(お兄ちゃん、遂にお姉ちゃんがデレたんだから、深くツッこんじゃダメだよ。)」

「そ、そうだったの!?…足須さん、やっぱり僕のことが好きに「なってません。」

「でっ、でもさっきは…」

「言い間違いです!それに、万が一わずかでも良いと思っていたとしても、さっきの言動で全て取り消しです。」

「そ…そんな~!」

(お姉ちゃんそれって…、でも二人とも気付いてないみたいだし、黙っとこ。)









「―でさ~、結局先生は変態のままだったし、沙穂乃はいつも以上に調子に乗ってたしで、仕事場とか実家そのまんまみたいで大変だったなぁ。」

「あははは!いつも苦労が絶えないね~沙穂都ちゃんってば。」

「せっかくチケットくれたのに、らしいことあんまりできなかった…。なんかごめんね!」

「そんなこと気にしないでよ~!」

「ありがと…。はぁ~少しは骨休めになると思ったんだけどな~。」

「まっ、私は『先生を誘う』ってなった時点で、多分そうなると思ってたけどね!」

「なにそれ~、ひどーい!」

「そうは言ったって、自分でも薄々分かってて誘ったんでしょ~?自業自得っ。」

「それはまぁ、他に急に誘える人いなかったし。」

「それに、そのストラップ!」

「へ!?」

「貰ったんでしょ?誕生日に!」

「な…なんで…!?」

「だって~、今までそんなストラップ付けてなかったし。」

「じ…自分で買ったかも知れないでしょ!?」

「それなら真っ先に私に見せるでしょ?人前で素直に喜べないプレゼント…くぅ~いいね~!!まさに乙女心っ!」

「そ、そんなんじゃ無いってば~!」

「照れなくても~。」

「…なんか沙穂乃みたいよ?」

「なら、その妹ちゃんは正直だね!」

「はぁ?」

「だってさ~、誰だってそんなん見せ付けられたら、見てて恥ずかしいくらいそう思っちゃうって!」

「そ…それは流石に無いでしょ…。」

「女の子同士に、隠し事はムリだよっ。」

「わ、私は別に先生を意識してなんか無いから!」

「(別に『“先生に”貰ったの?』なんて言ってないんだけどね。)わかったってば。そんな変態先生に沙穂都ちゃんが惹かれる訳無いしね。」

「あ、当たり前でしょ!」

「で~?帰りの車中の話がまだなんだけど、やっぱりなんかされた~?」

「えぇと…。特には…」

「へぇ~、やっぱりね~。」

「やっぱり?」

「ううん。愛徒先生がそこまで変態じゃなくて良かったわ。」

「なにかされたら、それこそアシ辞めてるから。」

「これなら安心して教えてもらいに行けるし!」

「あ!…そういえば今日だったっけ…」

「え~、もしかして忘れてたの~?」

「ごめん…つい!」

「別にいいよっ。」

「あ、でも、確か締め切り昨日終わったはずだから、今日は多分大丈夫!」

「でも、前もって言ってないんでしょ?」

「先生なら問題無いから。」

「ホント!?」

「むしろ、こっちが覚悟しないと…」

「?…よく分かんないけど、信頼だけはあるみたいね。」

「あはは…まあそこは否定できない…かな…。」

後編その3へ目次
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| 「北の大地へ」 | 12:50 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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| | 2013/08/15 02:56 | |















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